これが無料(フリー)? おすすめ最強の3DCGソフト3選

ここでは、3DCGでゲームやアニメに登場するような世界やキャラクターを作ってみたい!ハリウッド映画で使われているようなリアルなCGを作ってみたい!と思っている人が最初に迷うであろう3DCGソフト選びについて書きました。
「どうせならプロが使っているようなソフトで練習したい!」
しかし
「いきなりそんな高いソフトを購入するのは不安だったりしませんか?」
僕がそうでした。
3dsMAXやMAYAといったプロ御用達のソフトがあるんですけど、調べてみたらこれが
めっちゃ高い!!!
誰でもすぐに出せる金額じゃないです。そこで無料でも良いソフトがあるんじゃないかと思い探してみました。
そしたらこれがけっこうたくさんあるんですね。
僕の場合、とりあえず早くモデリングしてみたいのにどのソフトがいいのか全然分からず、何日もずーーーっと悩みました。
まあ、この悩んでる時間もけっこう楽しかったりするんですが。わかる人いるかな。
僕は悩んだ末、とりあえず後ほど紹介するBlenderに決めました。笑
無料ですばらしいソフトは本当にたくさんあります。
ただ、みなさんには出来るだけ悩んで欲しくない。
そこで、
今回はたくさんあるソフトの中から特に人気で、しかも無料で使えるものを3つ紹介します。
3DCGの場合、モデリング作業に特化しているスペシャリストとモデリング以外の工程も全部やってしまうゼネラリストに別れているんですが、今回はモデリング作業が最低でも出来るソフトを選びました。
どのソフトを選んでもモデリングの練習は十分に出来るので、ぜひ自分が興味のあるソフトを選んで試してください。
※ここでは工業製品の設計に主に使うCADソフトではなくて、ゲームや映像制作に主に使用される3DCGソフトのみを紹介します。
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Metasequoia(メタセコイア)無料版
モデリングの種類 ポリゴン
対応OS Windows macOS
ダウンロード こちら
ペンタブレット 必要なし
国産の3DCGソフトMetasequoia(メタセコイア)の無料版です。
ポリゴンを使いモデリングします。ポリゴンモデリングとは三角形や四角形の面を組み合わせてモデリングする一番主流のモデリング方法です。
無料版は機能の一部が制限されていますが、モデリングの練習は無料版でも十分に出来るので、まずは無料版を試してから有料版を購入することをお勧めします。
メタセコイアを使用している人は比較的多く、プロで使用している人もいます。調べればネット上でたくさんの情報が見つかるのもお勧めする理由の一つです。
低いスペックのPCでもサクサク動くので、初期投資にそんなにお金を掛けたくない人にはおすすめです。
Sculptris(スカルプトリス)
モデリングの種類 スカルプト
対応OS Windows macOS
ダウンロード こちら
日本語公式ドキュメント こちら
ペンタブレット 絶対あったほうがいい
スカルプトリスは、Pixologic社が開発している上位版のスカルプトモデリングソフトZBrushの簡易版で無料で使用することができます。
スカルプトモデリングとは、ポリゴンと呼ばれる多角形の面を貼って作っていくポリゴンモデリングではなく、粘土をこねるように作っていくモデリング方法のことです。
スカルプトモデリングは細かいディティールも再現できるので人間やモンスターなどの有機物を作るのに適しています。
またペンタブレットを使ったほうがマウスよりも簡単に直感的にモデリングが出来ます。
スカルプトリスは残念ながら日本語に対応していないのですが、公式から日本語のドキュメントが出されていて、基本的な使い方はここに書かれています。
スカルプトリスで学んだことは、上位版のZBrushでももちろん使えますので、このソフトから始めてZBrushにステップアップするのがお勧めです。
スカルプトモデリングのイメージが湧かない人もいると思うので、下にZBrushの公式動画リンクを貼っておきます。
どんな感じでモデリングするのかが分かると思います。
Blender(ブレンダー)
モデリングの種類 ポリゴン&スカルプト
対応OS Windows macOS
ダウンロード こちら
ペンタブレット スカルプトモデリングをするなら絶対あったほうがいい
最強の無料3DCGソフトといえばBlender。
Blenderは統合型3DCGソフトの一つで完全無料で使用できます。
統合型とは、3DCG制作に必要な工程を最初から最後まで全部、一つのソフトで出来てしまえるもののことです。
モデリング以外もやってみたいという人は、もちろん覚えることは多くなります。
同じような統合型3DCGソフトにはAutodesk社の3dsMAXやMAYAなどがありますが、この2つのソフトはめちゃくちゃ高い!
しかしBlenderはこの2つに劣らない程の機能を持っています。最近ではプロの使用者もだんだんと増えてきていて、シン・エヴァンゲリオン劇場版で有名な庵野秀明氏が代表を務める株式会社カラーとアニメ・CG制作会社のプロジェクトスタジオQも3dsMAXから徐々にBlenderに移行すると発表しました。
作業を効率よくするための様々なアドオンも充実しており、開発・改良も活発に続けられています。
Blenderではモデリングをする以外にもモデルにアニメーションを付けるなど、他にも様々なことが出来るのでモデリング関連のスキルをさらに磨きたい人にはおすすめです。
Blenderは基本英語のユーザーインターフェースですが、設定で日本語に変える事ができます。
Blenderを使えばこういった作品を作ることが出来ます。
動画を観るだけでもすごくわくわくしませんか?
もちろんこのレベルに到達するにはたくさんの練習が必要ですが、自分もいつかこういう作品を作れるかもしれないと考えるだけでわくわくします。
まだまだ簡単なモデル一つ作るにも時間が掛かり「無理だーっ!!!」と机をひっくり返して諦めそうになるときもありますが、その都度こういった動画などを観て励まされています。
こういうの作れる人本当に尊敬します。
他にもShade 3Dや六角大王Superなどすばらしいソフトがありますが、無料版はどちらも30日間限定になっているのでここでは取り上げませんでした。
一応それぞれの公式サイトのリンクはこちらに貼っておくので興味がある人は見てくださいね。
Shade 3D
こちら
六角大王Super
こちら
まとめ
僕はBlenderを使っているので、他のソフトについてそこまで詳しいわけではありませんが、どのソフトにもそれぞれメリット・デメリットがあり、これが一番というのは無いと思います。
ことモデリングに関して言えば、どれを選んでもいいと思います。
モデリング方法(ポリゴンorスカルプト)が同じであれば、基本的に使うツールもほとんど同じだからです。
これからみなさんと一緒に楽しくスキルアップしていければ嬉しいです。